撮影は自分が大判カメラの中に入っていくような感覚がある。シャッターを開いてカメラの前で(フレームの中に入って行き)簡単な装置を使って、辺りを光で照らしていく。そして作業が終わればフレームの外に出てシャッターを閉じる。フレームの中での行為は画面全体にダイレクトに作用することにより、光のシールドは見慣れた風景を一気に非日常空間へと転化する。